Instagram

Categories

40Winks

 

ロンドンで一番面白いエリア、イーストロンドンに、40 Winksという小さな、そしてちょっと風変わりなブティックホテルがあります。    

 

300年前に建てられたタウンハウス。

そこに一歩足を踏み入れたら、もう別世界。イーストロンドンの喧騒は一瞬で消えて、魅惑的な空気に包まれます。

 

「最もファッショナブルなホテル」「No.1スモールブティックホテル」「最高にエキセントリックでセクシーなホテル」と、数々の雑誌にも取り上げられてきたこの小さなホテルに、世界各国からゲストがやってきます。    

 

 

ここはロンドンをベースに活躍するインテリアデザイナー、David Carterの住居兼スタジオ兼ホテル。Mr. Carter自らが手がけた空間は、雑誌やカタログの撮影スタジオとしてもよく使われています。    

 

 

ホテルと言っても、最上階の3階にダブルルームとシングルルームが一部屋ずつあるだけ。ポーターもいなければ、フルブレックファストもなく、バスルームは共同。設備としてはB&Bに近いくらい。

 

でも「それを了承のうえで、チェーンホテルの画一的なサービスにはない、記憶に残る特別な経験をしてほしい。そこに価値を感じてくれるゲスト一人一人との出会いを大切にしたい」とMr. Carterは言います。    

 

ここを特別にしているのは、何といってもその世界観。

彼のビジョンをそのまま落とし込んだ空間は、あえて言うならモダンクラシック。でも、もっとずっと複雑で摩訶不思議な世界です。アンティークと新しいアイテムを巧みに混ぜるだけでなく、イギリスやフランス、中国、日本と、世界各国のものを散りばめた、究極にエクレクティックなインテリア。

レーベルにもこだわらないし、ルールもありません。あるのは明確なビジョンだけ。   

 

 

 

エントランスホールから続くラウンジは、ダークで魅惑的なサンクチュアリ。撮影スタジオや客室は、明るいトーンでまとめられたロマンチックな非現実の世界。「マリー・アントワネットの華麗さに、男性らしさを排除した007のスマートさとエレガントさ、そんなうっとりするほどラグジュアリーな空間」とMr. Carterは表現します。    

 

印象的だったのは、デザインだけでなく、質やディテールにもこだわる彼の美意識。 

  

 

 

歩くだけでわかる上質なカーペットにフローリング。

ハンドペイントが施されたバスルームの壁紙、仕上げのきれいな塗装、マーブルを組み合わせたオリジナルのキッチンワークトップ、丁寧に選ばれた椅子やクッションなどのファブリック類。

ミラーやテーブル、キャビネットなど、調度品も素敵なものばかり。

オーダーメイドのフロアランプはコルセットをイメージして作られたもの。

撮影スタジオの、チュチュを束ねたようなシャンデリアももちろんオリジナルです。各部屋に飾られたたくさんのオーナメント類もすべて彼のセレクト。

エントランスには子供靴が並び、ベッドにはぬいぐるみ、ラウンジには日本の能面や着物、中国のパーティションがあるし、建物中にオブジェや置物が飾られています。  

  

 

そして何より彼自身が、いつの時代ともつかないこの世界の住人。普段からエレガントなスーツや衣装を身にまとい、この空間と、そこに流れる時間をより妖しくリアルに感じさせていました。 

 

 

 ゲスト以外にもここで特別な体験をしてもらおうと、40 Winksではイベントも主催しています。厳格なドレスコードがあるパーティーなど、チケットはすぐに完売するほどの人気。一度足を踏み入れた人はみんな、大胆で魅惑的なMr. Carterの世界に引き込まれていくようです。

written by Aki Aida

 

 

 

 

40 Winks    

 

109 Mile End Road, London E1 4UJ

 

地下鉄Stepney Green駅から徒歩3分、Bethnal Green駅から徒歩10分強

 

WEBSITE